2018.07.21 Saturday

なぜ、今、政府はカジノが必要だというのか。

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    いろいろもめたとニュースで言っておりますが、成立したようですね。

    カジノ法。

     

    とんでもないことになると、野党は大騒ぎ。

    災害復旧という全く別の話を引き合いに出して、「今やることはカジノじゃないだろう。」と大もめにもめたようですが、私は政治的には中立の立場でございますので、あくまでも中立に、私なりに、なぜ、今、政府がカジノだと言っているのか、酒びたりの薄まった脳みそで考えてみました。

    (酒漬けの脳みそで考えた私感ですから、気に食わない方はスルーしてくださいね。)

     

     

    さて、こういう話をするときには、まずはお金の話を理解する知識がありませんと、頭の中でお話が迷い道くねくねしてしまいますから、まずはお金の基礎知識。

     

    麻生財務大臣のこのお話をお聞きください。

     

    高須院長のツイッターから (← ここをクリック)

     

    と、リンクを最後までご覧いただいた前提でお話しします。

    この動画は数年前のものと思われますが(町村さんが生きていますから)、経済の基本原則のお話ですから、情報が古いということはありません。この時も今も、原則は変わりませんからね。

     

    さて、この中で麻生さんが「本当のこと」を話しています。

    まあ、麻生さんが言っていることは全部本当のことではありますが、ちらりと「本音」を言っている。

    それは、何かというと、「国民に借金を返すためには政府はお金を印刷すればよいのだ。」と言うこと。

    これはまさしく日本政府だからこそ許されているオンリーワンの権限。お金の印刷です。

     

    私たちがお金を借りると、その後に働いて稼いだ「収入」の中から返済しなければなりません。だから、将来的な収入を見込めないときにはお金を借りてはいけないのですが、政府の場合は将来的な収入は見込めなくても借金ができて、その借金を返すためには、お金を印刷すればよいだけの話です。

     

    私のような貧乏な人間は、借金があると気になって仕方ありません。

    精神衛生上もよくありませんから、何とか早く返済しようと考えます。

    そういう人が、もし政府をやっていて、お金を印刷できる権限を持っているとしたら、皆さんならどうします。

    できるだけ早くお金を印刷して借金を返しちゃいますよね。

    そうしたらすっきりするし、身が軽くなるからまた借金できるかもしれません。(笑)

     

    では、国がもし貧乏性の小心者で、借金しているのが気持ち悪いからと、せっせとお金を印刷して国民からの借金を返すとどうなるか。

    お金が国中にいっぱいになります。

    みんなの懐にもお金が行きわたって、よくなるでしょう。

    本当かなあ。

    国から返してもらったお金で、皆さん好きなものを買って、旅行にも行かれるし、生活が楽になると思いますか?

     

    実は違うんです。

    国が経済の成長以上にお金を印刷すると、経済の実力以上にお金が増えますから、金余り現象になります。

    「金余り」イコール「モノ不足」ですね。つまりはインフレです。

    相対的に見てモノが少なくてお金がたくさんあるのだから、物価がどんどん上がってしまいます。

    バブルのころは、実はそうでしたね。

     

    では、物価が上がるとどうなるか。

    サラリーマンなら、少し時間的遅れはありますが、やがて給料が上がります。

    だから、ブーブー文句は言うものの、何とか生活をしていくことはできますが、シニア世代のように年金や預金で食べている人たちは、特に預金などは目減りしますから、生活できなくなってしまいます。

    だから、いくら政府だからと言って、お金をどんどん印刷して借金を返してはいけないのです。

     

    自民党の先生方は私のように貧乏人ではありませんから、「できるだけ借金を早く返さなければ。」などと考えていません。

    日銀が目指しているのは、2パーセント程度の緩やかな物価上昇ですね。

    つまり、この程度の速度で物価が上がる=インフレになるぐらいであれば、国民生活にとって、給料も上がるし、シニア世代にとってもそれほど大きな負担にはならないだろうからということで、お金の印刷を控えているわけです。

     

    ところが、昨今は高齢化でお年寄りの福祉や医療、介護にものすごくお金がかかるようになって来ている。

    でも、GDP(国の稼ぎ)は大して伸びていませんから、国の税収も足踏み状態です。

    収入が増えていないのに、高齢化で確実に国の支払いばかり増えていく。そうなると、いろいろなところを切り詰めなければならなくなります。

    切り詰めるのが嫌で、じゃあ、お金を印刷してしのぎましょうというのは、さっきも言ったようにインフレになりますから、そう簡単にできません。

    ではどうするかというと、国の収入を増やさなければならないのです。

     

    国の収入(税収)を増やすためには、正統派なやり方としてはGDP(国の稼ぎ)を増やして、景気が良くなって、税収を増やすこと。

    安易なやり方としては国債を発行して、とりあえず直接政府が使えるお金を増やすこと。

    あるいは、消費税を増税して税収を増やしたり。

    この3つの方法がありますが、世界経済が不透明なこの時期にGDPはそう簡単に増えませんし、これ以上国債を発行するってのもはばかられる。消費税を増税すると、経済のパイそのものが縮んでしまう危険性がある。

    国としては経済のパイを増やして、そのパイが増えた分だけのお金を印刷して使えるお金を多くしなければならないわけで、経済のパイが増えれば、それに見合ったお金の印刷ができますからインフレにもなりません。

     

    じゃあ、どうするのでしょうか?

     

    その答えが観光戦略であり、観光の1つの方法としてカジノを含むIR(統合型リゾート)なのだと私は考えます。

    外国人に来てもらって、日本でお金を使ってもらうのです。

     

    外国のお金を日本に持ってくる方法として、

     

    1:自動車、家電などの日本の製品を買ってもらうこと。

    これはもう限界ですね。生産拠点が海外に移っていますから、日本製と言っても丸々お金が日本に来るというものでもありません。

     

    2:外国からの投資を呼び込む。

    これもさんざんやりましたね。そしてさんざん食い物にされました。西武鉄道の秩父線などの例に見られるように、外国の投資家に日本の企業や国内地域が良いように食い荒らされてしまう。これ以上はちょっと、でしょう。

     

    3:外国のお金を、投資ではなくて、消費という形で日本国内へ呼び込む。

    これが観光産業ですから、今、日本全国的に「インバウンド」と称して、外国人にいらしていただいて、外国人にたくさんお金を消費していただこうというのが、国の戦略になっています。

     

    外国人が日本に観光でやってきて、一人10万円使ったとします。

    年間2000万人がやってくるということですから、直接的に日本で消費するお金だけで2兆円になります。

    その2兆円という大きなお金が外国からの投資ではなくて消費という形で日本に入ってくる。工業製品を生産しなくても、つまり真水で入ってくるのですから、投資なら返済しなければなりませんが、返済不要の消費ですから、経済のパイがそれだけ増えるのです。

    だから観光が国の重要戦略ということは当然理解できますよね。

    その外国人観光客の数が2020年には4000万人目標。つまり今の倍です。そしてそこに関連してカジノで生み出されるお金が2兆円ですからつまり、6兆円もの金額が、国債を発行しなくても入ってくる計算になる。

    そして、そのための法律がIR:統合型リゾート実施法であると私は理解しています。

     

    「そんなものは絵に描いた餅だ。」

    そうかもしれませんが、他の産業や地方の基幹産業などではその「絵」すら描くことができないというのも現実なんです。

    だから、絵が描けるのならやってみるべきなんです。

     

    それともう一つ。

    これはあまり知られていないことですが、日本人の中小企業の社長さんたちの多くが、海外のカジノに出かけていて、そこそこのお金を吸い上げられています。

    例えば韓国の済州島のホテルなどは都内に営業所があって、たくさんの顧客リストを抱えています。

    そういうリストのお客様に、つまりお得意様ですが、定期的に「そろそろ遊びにいらっしゃいませんか?」と営業の電話をしています。

    「ビジネスクラスの飛行機と、現地でのホテル代は弊社でサービスいたします。」

    そういうお誘いの電話を掛けて、おじさんたちが年に数回海外のカジノに出かけています。

    簡単に言うとカモなのですが、もともとお金には不自由していない人たちだし、隅にも置かぬおもてなしをしていただけますから、年に2〜3回は出かけましょうという気にもなりますし、ホテル側としてみたら1回の豪遊で1000万2000万使ってくれるのですから、往復のビジネスクラスの切符とホテルの滞在費など安いものですね。

     

    つまり、私が何を言いたいのかというと、ほとんどの庶民の知らないところで、そういうお金持ちのおじ様方によって日本のお金が外国に流出しているのが現実ですから、そういう皆様方がわざわざ外国に行かなくても、国内でお金が還流できるようになれば、これまた国の経済にとってはプラスになるということなのです。

     

    外国人のお金と日本人のお金が国に入ってくる。

    通常なら国債を買ってもらうという形で入ってくるのですが、観光であれば消費ですから、返さなくてもよいお金が入ってくるわけで、それも、お金がある人のお金が入ってくるのですから、これは、やってみるべきだと私は考えます。

     

    というのが、私なりに考えた、「政府が、今、なぜカジノなのか。」ということでありますが、世論としては許せない部分もあるでしょうね。

     

    これ以上ギャンブル依存症の人が増えると、家庭が崩壊するとか、いろいろのご意見があるのはもっともなことです。

     

    ではなぜそういうご意見が多くて、そうやってギャンブル依存症の人たちがいるのかというと、基本的なお金の知識がない人が日本人には多いからなんです。

     

    上の動画の中で麻生さんが言っているように、この国には勉強ができて、最高学府を出て、一流企業に勤めている人でも、お金の知識がない人が多い。つまりはどういう人かというと、日本人は優秀な人ほどサラリーマンを目指してきていて、皆さんサラリーマンになる。ところがサラリーマンのほとんどは基本的なお金の知識がない。サラリーマンというのは、お金というのは給料日になれば自動的に入ってくると考えている人たちがほとんどで、次の給料日までなんとかそのお金で生きていかなければなりませんから、どうしたって支出を切り詰めてやっていかなければならない。

    サラリーマンのほとんどすべての人は、自分の給料がどうやったら倍になるか、なんてことは考えたことがない。

    商売人なら、どうやったら売り上げが倍になるか、なんてことはいつも考えているけど、サラリーマンの場合はそういう術がない。あるとすれば、一攫千金しかないんです。それがサラリーマンという生き物の習性です。

    そして、そういう習性がある人たちに向かって、「リゾート」「カジノ」「ギャンブル」などというと、まともな神経の持ち主ほど当然アレルギー反応を起こすわけで、とどのつまりは、日本人に必要なのはきちんとしたお金の教育なのであります。

     

    私などは若いころから勉強で勝負できる脳みそは持ち合わせておりませんでしたが、お金には興味がありましたので、「どうしたら自分のお財布の中の1万円札が増えるか。」ということをずっと研究してきました。

    だから、よせばいいのに30歳で自分の会社を持ってみたりして現在に至っているわけですが、自分で会社を持って、自分で稼いで、自分で税金払って、自分でいろいろ損をしてみると、いろいろわかることがあるものです。

     

    そうやってお金の勉強をして得た最大の収穫というのが、「私はギャンブルはやらない。」ということ。

     

    どうしてかというと、自分でビジネスをやっていると、それ自体が危険極まりないギャンブルのようなものですから、パチンコ、競馬、競輪、カジノなどとは無縁になるのであります。

    そういうことも、給与所得者にはご理解いただけないお金のお話なのであります。

     

    さて、そういう読者の皆様方に問います。

     

    ではなぜ国は消費税を上げようとしているのでしょうか?

     

    お解りにならない方は、今度お会いした時に5000円で教えてあげます。

    授業料としては安いものですよね。

     

    ※以上はネット上での私の私感のお話ですから、気に食わなかったらいちいち目くじらを立てないで、単にスルーしてくだされば結構です。

     

    皆様方のお財布の中の1万円札が増えますように、お祈り申し上げます。

     

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